こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は1918年リンカーン50セント(ハーフダラー)記念銀貨の価値と相場について書いて行きたいと思います。

1918年リンカーン50セント銀貨の価値

リンカーン銀貨

1918年に発行されたリンカーン50セント(1/2ドル)銀貨です。KM#143でコインデザイナーは表面のリンカーンをGeorge T. Morgan、裏面のイーグル(鷲)をJohn R. Sinnockがデザインしました。

発行枚数は1915年のパナマ太平洋博覧会50セント(1/2ドル)銀貨が27134枚なのに対し、こちらのリンカーン銀貨は100058枚と約3倍の発行枚数となっています。

リンカーン銀貨カタログ

カタログ価格はAU50(準未使用)で135USD、MS60(未使用)で150USD、MS63で165USD、MS64で200USD、MS65(完全未使用)で565USDとなっています。

1918年リンカーン50セント銀貨の市場価格

リンカーン50セント銀貨は国内でも取引が行われています。NGCやPCGSによる鑑定済みのコインではありませんが未使用(MS60程度)の状態のコインが2015年に1.6万円で取引されています。

また、海外での取引(特にアメリカ)は数多く、取引価格やグレードは下記のようになっております。

取引日 コイン詳細 カタログ価格 取引価格
2017年 NGC鑑定済みMS67(完全未使用) MS65=565USD 1200USD(約14.5万円)
2017年 PCGS鑑定済みMS66(完全未使用) MS65=565USD 822USD(約9.5万円)
2016年 NGC鑑定済みMS64(未使用) MS64=200USD 200USD(約2.3万円)
2016年 PCGS鑑定済みMS66(完全未使用) MS65=565USD 1175USD(約14万円)
2016年 PCGS鑑定済みMS63 MS63=165USD 155USD(約1.8万円)

上記のようになっております。1915年50セント記念銀貨がカタログ価格の約半値で取引されていたのに対し、リンカーン50ドル(ハーフダラー)銀貨はカタログ価格とほぼ変わらない価格で取引が行われています。

1918年リンカーン50セント銀貨まとめ

リンカーン50セント銀貨は1915年から1951年にかけて発行された人気の50セント記念銀貨シリーズの中の一枚です。そのためこの銀貨を含め全ての銀貨が揃ったコレクションが出来上がればそれだけで大変価値のある品となります。今回の記事が古銭の買取査定価格の参考になりましたら幸いです。