米国の貨幣史

こんにちは古銭の森です。今回は米国のコイン史(貨幣史)について記載していきたいと思います。

アメリカでの本格的な貨幣発行は1800年代に入ってからですが、希少なものが数多く存在し、中には1000万円を超える金額で取引されるコインもあります。

米国のコイン史

アメリカ金貨米国のコイン史はアメリカ合衆国成立前のヨーロッパ諸国の植民地時代にさかのぼります。

1497年のジョン キャボットによる北アメリカの発見により英国よる植民地化が徐々に進行しました。

17世紀からはスペイン、フランス、オランダ等ヨーロッパの国々が加わり植民(殖民)地化を競いました。

このような植民地において初めに貨幣発行を行ったのがフランスで、主として現在のカナダの地を中心に使用されていました。

その後、1776年に米国が独立を達成しても92年まではアメリカ合衆国連邦政府としてのコインは発行されませんでした。

しかし、この間も私企業などによって英国のコインを模倣した銅貨などが流通していました。

1792年に貨幣法が制定されるとこれによって数多くのコインが発行されるようになりました。コインのデザインには自由の女神が描かれる事が多く、銘文としてLIBERTYと記されました。

アメリカのコインは18世紀以降の物を中心に世界中で多くのコインが取引されています。

ヨーロッパのコインと異なり図柄のバリエーションは豊富ではありませんが、年号や微妙なデザインの違いによりかなり大きな価格差があります。

アメリカの希少なアンティークコイン

アメリカの希少なアンティークコインとしては1915年のパンパシフィック博覧会記念50ドル金貨などが国内でも有名です。

また、シリーズ物としては1915年から1951年にかけて発行された50セント(ハーフダラー)銀貨の記念シリーズは大変人気があり、アンティークコイン投資としてもオススメできる品です。

今回の記事が米国コインコレクションやアンティークコイン投資などの参考になりましたら幸いです。