旭日50銭銀貨の買取価格・査定相場

「明治40年の五十銭銀貨があるんだけど価値はどれくらいかなぁ？」と言った疑問にお答えするため、今回は旭日50銭銀貨の価値と買取相場について記載して行きたいと思います。

この古銭は現存数が多いため、使用されていたものについては良い査定は期待できません。一方、完全未使用品については希少価値があるため、数万円程度での査定も期待できます。

旭日50銭銀貨の詳細

画像は明治39年から大正6年にかけて発行された旭日50銭銀貨です。この硬貨は明治39年4月7日法律第26号の改正に基づき発行され、他の銀貨と同様に製造後日銀に引き渡され通貨としての資格を得ていました。

これまでの50銭銀貨((旭日竜大型50銭銀貨・旭日竜小型50銭銀貨・竜50銭銀貨)とは異なり、竜図は描かれておらず、表面に額面「五十銭」裏面に「旭日」がデザインされております。

旭日50銭の小字・大字の見分け方

画像は小字と大字の旭日50銭銀貨です(左が小字、右が大字)。この硬貨では明治41年銘、明治44年銘、明治45年銘、大正元年銘で大字と小字の2種類が確認されています。

ただ、カタログ価格上、評価の違いはなく、実勢価格(業者が販売し実際に市場で取引された値段)も大きな違いはありません。

旭日50銭銀貨の買取価格・査定相場

下記は私が調べた旭日50銭銀貨幣の実勢価格(業者が販売し実際に市場で取引された値段)と買取相場です。

価値の高い「エラーコイン」や「プルーフコイン」「試鋳貨(見本貨幣)」が存在しないため数十万円〜数百万円など驚くような査定価格になるものはありません。

また、極美品(NGCやPCGSのXF45)以下については現存数が膨大なため価値は低くなっており、買取価格(査定価格)は高くても数千円程度が相場です。

なお、完全未使用(NGCやPCGSのMS65)以上については価値はそれなりに高くなっており、売却時期が良ければ数万円での買取(査定)も期待できます。今回の記事が古銭の売却や換金の参考になりましたら幸いです。