こんにちは古銭の森です。今回はチューリッヒの都市景観コインの価値について見て行きたいと思います。
チューリッヒのコイン史
(画像引用元:google map)
チューリッヒ(チューリヒ)はスイス中央やや北部に位置し、ローマ期から既に知られていました。本格的な発展は9世紀以降で、10世紀から11世紀にかけてシュヴァーベン公国の為の貨幣製造を行うようになりました。
13世紀からは神聖ローマ帝国の自由市とされ、1238年に貨幣製造権を獲得しました。16世紀になるとグルデン金貨やターラー(ターレル)銀貨が登場し、17世紀中期頃からは金貨の貨幣単位がダカットとなりました。
チューリッヒの都市景観コインは主に18世紀に発行されており、17世紀の都市景観コインは非常に珍しい存在です。
17世紀チューリッヒの都市景観銀貨
17世紀に発行されたチューリッヒ都市景観銀貨です。NDですが1680年に発行されたとされています。
KM#113で発行枚数はもちろん不明、カタログ価格はXFで2000USDとなっております。ただ、ここ10年で実際に売買された事はおそらく無いと思われ市場に出てくる事が無いため価格の見積もりが出来ないコインとなっています。
バーゼルの都市景観コインと同様、微妙にデザインが異なるものが存在すしますが、どのコインも実物を見た事が無いので何とも言えません。
今後、海外オークションも含め、市場に出てくる事がありましたら当サイトで取り上げて行きたいと思います。
今回の記事が都市景観コインコレクションの参考になりましたら幸いです。