1842年1846年ルートヴィヒ1世都市景観ダカット金貨の価値と買取相場

こんにちは古銭の森です。今回はルートヴィヒ1世の都市景観ダカット金貨(1842年、1846年発行)について見ていきたいと思います。

ルートヴィヒ1世の都市景観が描かれた金貨は珍しく世界的にも人気が高くなっております。

1842年1846年ルートヴィヒ1世都市景観ダカット金貨

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ルートヴィヒ1世都市景観ダカット金貨です。1830年同様、表面にはルートヴィヒ1世の肖像、裏面にはライン川の年景観が描かれている大変美しい金貨です。1830年に比べると成長したルートヴィヒ1世が描かれており凛々しい姿となっております。

KM#816で重量は8.49g、発行枚数は不明ですがカタログ価格は下記のように高額です。

年号 VF(美品) XF(極美品) UNC(未使用)
1842年 1250USD(約15万円) 2700USD(約31万円) 4200USD(約50万円)
1846年 1000USD(約11.5万円) 2400USD(約28万円) 3900USD(約45万円)

ルートヴィヒ1世ダカット金貨の価値と買取相場

ルートヴィヒ1世ダカット金貨の実勢価格としては国内では参考になるデータが殆どないため判りません。

海外では参考になるデータが少しあり、下記のような金額で売買されているため相場の参考になると思います。

取引日 コイン詳細 カタログ価格 取引価格
2017年 1846年 NGC MS63(未使用) UNC=3900USD 4700USD(約54万円)
2002年 1846年 PCGS AU55(準未使用) UNC=3900USD 1250USD(約14万円)

2002年は現在のカタログ価格に比べると安値での取引でしたが2017年の取引ではカタログ価格と同等レベルでの取引となっており、価格が上がっていることが伺えます。

業者による買取価格は、取引価格の8割〜9割程度となっており、未使用以上ならば40〜50万円前後での買取が期待できます。

ルートヴィヒ1世都市景観ダカット金貨まとめ

いかがだったでしょうか?本来ならばこのような希少性が高く世界的にコレクターが多いアンティークコインこそ、アンティークコイン投資に最適だと思いますが最近は2000年代のコインの人気が高いように感じます。

2000年代のコインは発行枚数が少なかったとしても状態の良いものの現存数が多いのでアンティークとして価値が出るまでに100年程度時間がかかってしまうでしょう!

今回の記事がアンティークコイン投資や古銭の売却・換金の参考になりましたら幸いです。