ヴィットリオ・エマヌエレ3世1923年ファシスト政権1周年100リレ金貨

こんにちは古銭の森です。今回は1923年に発行されたファシスト政権1周年記念、ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世の100リレ金貨について書いて行きたいと思います。

1923年ファシスト政権1周年100リレ金貨

1923年ファシスト政権1周年100リレ金貨は1903年、1905年に発行された100リレ金貨や麦を刈る女神100リレ金貨と異なり1923年単年の発行となっています。

KM#65で重量は32.258g、直径35mmの大型金貨で表面には、ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世の肖像、裏面には石柱と斧が描かれています。

マットフィニッシュとブライトフィニッシュががありますがほとんどの物がマットフィニッシュでブライトフィニッシュは市場に出てくることはありません。カタログ価格や発行枚数は下記のようになっており希少性は高いです。

1923年100リレ金貨の価値と買取相場

ファシスト政権発足1周年を記念して発行された100リラ金貨は国内、海外で数多くが取引されています。

ただ、NGCやPCGSのスラブケースを偽装した贋作(偽物)も市場に出回っていますので購入に際しては注意しましょう！数万円だからと言っても贋作(偽物)には全く市場価値はありません。

取引価格は上記のようになっており、カタログ価格に比べると若干安い金額が相場のようです。

また、2014年や2015年に比べると2017年は若干取引値が下がってきているように感じます(業者による買取価格は上記取引価格の8割〜9割程度となっており、値下がり傾向です)。

今回の記事がアンティークコイン投資やアンティークコインコレクションの参考になりましたら幸いです。