こんにちは古銭の森です。今回はドイツ バンベルクの都市景観ターラー銀貨の価値について見て行きたいと思います。
ドイツ バンベルクとは
バンベルクはバイエルンの北方に位置し、司教管区として1007年に独立した地位を得たとされています。
その後すぐに貨幣発行が行われ、1542年頃にはターラー銀貨に類したものも発行されました。1802年に司教管区を解き、バイエルンに編入されました。
1800年バンベルクの都市景観ターラー銀貨
ドイツ バンベルクでは1800年に都市景観銀貨としては1/2ターラーと1ターラーが発行されました。1/2ターラー(ターレル)銀貨には当時の支配者であるクリストフフランツの肖像が描かれています。
1ターラーにはクリストフ フランツの肖像は描かれておらず上記の画像のように王冠が描かれており、ドイツらしいデザインとなっています。KM#151で発行枚数は不明、カタログ価格はUNCで1200USDとなっております。
あまり市場に出回らないコインのため、実勢価格の査定は難しいですが、未使用(UNC)で手数料込み1150USD〜1800USD程度が相場だと思います。
バンベルクはその後、バイエルンに編入されるため、1802年のダカット金貨を最後に貨幣発行を行っておりません。
今回の記事が都市景観コインコレクションの参考になりましたら幸いです。