1721年カール6世の都市景観10ダカット金貨について

こんにちは古銭の森です。今回は1721年に発行された大変希少なカール6世都市景観10ダカット金貨について見て行きたいと思います。

1721年カール6世の都市景観10ダカット金貨

都市景観ダカット金貨

カール6世の都市景観10ダカット金貨です。このレベルの金貨になるとおそらく日本人で保有している方は数名いるかどうかと言ったレベルでしょう!もしかしたら日本人で保有している方はいないかもしれませんね!

大変美しいデザインのコインで1721年に同じく発行されてたターラー銀貨(KM#285 D#2476)と同一のデザインとなっています。

表面には王冠を冠った鷲の下に都市景観が描かれています。年号はクロノグラムで表記され大変美しいデザインとなっています。裏面にはカール6世が描かれています。

このようなレベルのコインになると米国よりもドイツやスイスのオークションで取引される事が多く、未鑑定品ですがスイスのオークションでMS60〜62程度の状態のコインが2014年に1200万円程で取引されています。

2008年の段階で同様の状態のコインが700万円弱で取引されていますのでここ6年程で1.7倍程度まで値段が上がった計算になります。

国内でこのようなコインで出る事はまず無いと思いますが、もし市場に出てくるような事がありましたらピックアップして行きたいと思います。今回の記事が都市景観コインコレクションの参考になりましたら幸いです。