「TSUKUBA EXPO'85五百円と書かれた昭和六十年のコインがあるんだけど買取ってもらえるのかなぁ?」と言った疑問にお答えするため、今回はつくば国際科学技術博覧会記念500円白銅貨の査定相場や買取価格について記載して行きたいと思います。
この記念硬貨は国際科学技術博覧会(通称:科学万博、つくば万博、つくば科学万博、つくば '85、Tsukuba Expo '85 など)を記念して発行されました。
今から30年以上前に発行されましたコインですが発行枚数7000万枚と多いためプレミアムの価値は殆どありません。
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つくば国際科学技術博覧会記念500円白銅貨の詳細
画像は昭和60年3月12日(1985年3月12日)に発行されたTSUKUBA EXPO'85記念500円白銅貨です。表面には「茨城県の県木である梅と筑波山」裏面には「国際科学技術博覧会のシンボルマーク」が描かれており、詳細は下記のようになっております。
日本のカタログ価格
項目 | 詳細 |
直径 | 30mm |
品位 | 銅750/ニッケル250(白銅) |
量目(重量) | 13g |
発行枚数 | 70,000,000枚 |
発行日 | 昭和60年3月12日 |
日本のカタログ価格
状態 | カタログ価格 |
完全未使用 | 1500円 |
未使用 | 1000円 |
美品 | -- |
並品 | -- |
つくば国際科学技術博覧会記念貨幣セット
つくば国際科学技術博覧会記念五百円白銅貨は硬貨単体以外に上記のような貨幣セットとしても販売されました(上画像が通常、下画像が会場限定)。詳細は下記のようになっており、価値の高い会場限定品も存在します。
貨幣セットの詳細
項目 | 詳細 |
販売数(通常) | 720,000点 |
販売数(会場限定) | 100,000点 |
カタログ価格(通常) | 2,000円 |
カタログ価格(会場限定) | 6,000円 |
額面 | 666円+500円 |
TSUKUBA EXPO'85 五百円白銅貨の査定相場・買取価格
下記は私が調べた筑波国際科学技術博覧会記念500円白銅貨の実勢価格(業者が販売し中古品市場で実態に取引された値段)と買取相場です。
古銭詳細 | 実勢価格 | 買取相場 |
硬貨のみ | 800円 | 〜550円 |
貨幣セット(通常) | 2,000円 | 〜1,500円 |
貨幣セット(会場限定) | 4,000円 | 〜2,000円 |
NGC MS67 | 7,500円 | 〜4,000円 |
通常の硬貨のみの場合、価値は乏しく買取価格は額面程度が相場となっております。一方、「会場限定版の貨幣セット」や「NGCやPCGSによる鑑定済みコイン」の価値は高くなっており、通常、額面を超える査定価格となります。
鑑定の料金
NGCやPCGSによる鑑定済みコインは人気がありますが、鑑定料や国際送料(米国の鑑定機関なので国内鑑定はできない)が発生するため、価値の低い記念硬貨などでは買取価格の上昇分以上の諸経費が発生してしまいます。
そのため、裸のコインをお持ちで換金をお考えの場合、そのままの状態で買取業者に査定してもらった方が良いでしょう。
つくば国際科学技術博覧会記念500円白銅貨まとめ
いかがだったでしょうか?つくば国際科学技術博覧会記念500円白銅貨は状態の良い物の現存数が多いためプレミアムの価値は殆どありません。
しかし、会場限定の貨幣セットや鑑定済み品で価値が高くなっており、保管状態や売却時期が良ければ数千円での買取が期待できます。今回の記事が古銭の売却や換金の参考になりましたら幸いです。