「昭和二十三年 五十銭と書かれた黄銅色の古銭があるんだけど価値はどれくらいかなぁ?」と言った疑問にお答えするため、昭和22年と昭和23年に発行された小型50銭黄銅貨幣の査定相場や買取価格について記載していきたいと思います。
昭和の小型50銭黄銅貨幣の詳細
画像は昭和22年から昭和23年(1947年〜1948年)にかけて発行された小型50銭硬貨です。表面には「桜と菊花紋章」裏面には「額面と年号銘」が描かれており、詳細は下記の通りです。
五十銭硬貨の詳細
項目 | 詳細 |
直径 | 19mm |
品位 | 銅600〜700/亜鉛400〜300 |
量目(重量) | 2.8g |
製造枚数 | 849,234,455枚 |
供試貨幣 | 84,455枚 |
発行枚数 | 849,150,000枚 |
製造期間 | 昭和22年7月1日 - 昭和23年10月7日 |
日本のカタログ価格
状態 | カタログ価格 |
完全未使用 | 100円 |
未使用 | 80円 |
極美品 | 60円 |
美品 | 50円 |
並品 | 30円 |
(*昭和22年銘と昭和23年銘のカタログ価格は同額となっています)
小型50銭硬貨の査定相場・買取価格
下記は私が調べた小型50銭硬貨の実勢価格(業者が販売し中古品市場で実際に取引された値段)と買取相場です。
(*下記で1万円にて取引された刻印ずれエラーはこちらのような大幅な刻印ズレではなく、1cm以下の僅かなプレスエラーのため実勢価格は高くありませんでした)
古銭詳細 | 実勢価格 | 買取相場 |
180度傾打エラー 未使用 | 15,000円 | 〜10,000円 |
刻印ずれエラー 準未使用 | 10,000円 | 〜6,000円 |
PCGS MS63 未使用 | 5,000円 | 〜3,000円 |
ヘゲエラー | 4200円 | 〜2,000円 |
未使用 | 50円 | 〜5円 |
エラーコイン(エラー銭)やPCGSなどによる鑑定済みコインについては比較的高値での買取が期待できます。
一方、通常の硬貨については完全未使用や未使用など状態が良かったとしても業者による買取価格は高くありません。
販売代行で換金
このような価値の低い古銭を買取ではなく販売代行(委託販売)で換金したい場合、数十枚〜数百枚まとめて依頼するのがオススメです。また、業者による買取を利用する場合は依頼の費用がかからない方法で査定をしてもらった方が良いでしょう。
昭和の小型50銭硬貨まとめ
いかがだったでしょうか?戦後に発行された小型50銭硬貨の詳細は上記のようになっております。
発行枚数が約8億5000万枚(849,150,000枚)と多いためプレミアムの価値は乏しいですが、エラーコインを中心に高価買取が期待できます。今回の記事が古銭の売却や換金の参考になりましたら幸いです。