「1964年の東京オリンピックを記念して発行された100円硬貨があるんだけど価値はどれくらいかなぁ?」と言った疑問にお答えするため、今回は東京オリンピック記念100円硬貨の価値と買取相場について記載して行きたいと思います。
この記念硬貨は発行枚数が8000万枚もあるのでプレアムの価値は乏しいですが、エラーコイン(傾斜打やプレスエラー)については価値が高くなっております。
「昭和39年(1964年)の東京オリンピック千円硬貨があるんだけど価値はどれくらいかなぁ?」と言った疑問にお応えするため、今回は東京オリンピック記念1000円銀貨の価値と買取価格について記載していきた ... 続きを見る
東京オリンピック記念1000円硬貨(千円銀貨)の価値と買取価格
東京オリンピック記念100円硬貨の詳細
画像は昭和39年(1964年)9月21日に発行された東京オリンピック記念百円銀貨です。表面には「五輪と聖火」裏面には「額面や年号銘」がデザインされており、詳細は下記のようになっております。
オリンピック100円銀貨の詳細
項目 | 詳細 |
発行日 | 昭和39年(1964年)9月21日 |
直径 | 22.6mm |
品位 | 銀600/銅300/亜鉛100 |
量目(重さ) | 4.8g |
発行枚数 | 80,000,000枚 |
完全未使用(カタログ価格) | 1,000円 |
未使用(カタログ価格) | 800円 |
その他 | オリンピック1000円銀貨とのセット販売あり |
「100円・1000円2点セット」と「エラーコイン」の詳細
2点セット
画像は1964年東京オリンピック記念硬貨セット(100円・1000円銀貨)です。
ケースや記念硬貨の状態によって価値が異なり、状態の良いものは額面を超える価格での買取が期待できます。
傾打エラーコイン
画像は30度の角度ズレがある傾打エラーコインです。東京オリンピック記念100円銀貨の傾打は比較的珍しく、流通量は多くありません。
また、角度のズレ幅は小さく、45度未満のものしか見たことがありません。
プレスエラーコイン
画像は東京オリンピック記念100円銀貨のプレスエラーです。
プレス時のエラーで裏写りエラーのように模様が重なって打刻されています。傾打よりも珍しく、市場に出回ることは殆どありません。
東京オリンピック記念100円銀貨の買取相場
下記は私が調べた東京オリンピック記念100円銀貨の実勢価格(業者が販売し実際に市場で取引された値段)と買取相場です。
古銭詳細 | 実勢価格 | 買取相場 |
45度 傾打 未使用 | 33,000円 | 〜25,000円 |
30度 傾打 未使用 | 9,800円 | 〜6,000円 |
プレスエラー 並品 | 20,000円 | 〜14,000円 |
2点セット(通常銭) 未使用 | 3,500円 | 〜2,000円 |
100円単体 未使用 | 300円 | 〜130円 |
100円硬貨の通常銭(エラー以外)は未使用や完全未使用だとしてもプレミアムの価値は乏しく業者による買取価格は額面程度が相場となっています。
一方、エラー銭についてはコレクターの間でも人気が高くなっており、角度のズレ幅が45度前後の傾打エラーならば2万円を超える買取も期待できます。今回の記事が古銭の売却や換金の参考になりましたら幸いです。