「聖徳太子が描かれている1万円札があるんだけど価値はどれくらいかなぁ?」と言った疑問にお答えするため、今回は昭和33年(1958年)に発行された日本銀行券C号10000円(聖徳太子1万円紙幣)の買取価格や査定相場について記載していきたいと思います。
この古紙幣では珍番号(ゾロ目、階段、キリ番など)の価値が高くなっており、高価買取が期待できます
聖徳太子1万円古紙幣の詳細
画像は昭和33年12月1日に発行された聖徳太子1万円古紙幣です。昭和33年11月20日の大蔵省告示第237号「十二月一日から発行する日本銀行券壱万円の様式を定める件」に様式が定められており詳細は下記のようになっております。
聖徳太子1万円紙幣の詳細
項目 | 詳細 |
大きさ | 84mm×174mm |
表面 | 聖徳太子 |
裏面 | 鳳凰 |
印章 | 総裁之印(表) 発券局長(裏) |
銘板 | 大蔵省印刷局製造 |
製造 | 9,323,050,000枚 |
日本のカタログ価格
記番号 | 未使用 |
アルファベット1桁 | 40,000円 |
アルファベット2桁 | 15,000円 |
記番号 | 極美品 |
アルファベット1桁 | 20,000円 |
アルファベット2桁 | 額面程度 |
記番号 | 美品 |
アルファベット1桁 | 13,000円 |
アルファベット2桁 | 額面程度 |
記番号 | 並品 |
アルファベット1桁 | 額面程度 |
アルファベット2桁 | 額面程度 |
聖徳太子10000円札の記番号
聖徳太子10000円札の記番号は画像のようになっております([記号:英字1 - 2文字]+[通し番号:数字6桁]+[記号:英字1文字])。先頭のアルファベットは1桁(前期)と2桁(後期)の2パターンがあり1桁の方が価値が高いです。なお、発行開始当時は大卒の初任給が1.3万円程度だったため、今の価値に換算すると20万円くらいの実質価値がありました。
高価買取が期待できる聖徳太子1万円札
下記は私が調べた日本銀行券C号10000円札(聖徳太子1万円紙幣)の実勢価格(業者が販売し実際に市場で取引された値段)と買取相場(査定相場)です。
古紙幣の買取相場
古紙幣詳細 | 実勢価格 | 買取相場 |
E777777W ゾロ目 未使用 | 251,000円 | 〜200,000円 |
GJ123456J 階段 未使用 | 199,000円 | 〜158,000円 |
BL000001T キリ番 未使用 | 164,000円 | 〜128,000円 |
アルファベット1桁 未使用 | 32,000円 | 〜22,000円 |
アルファベット2桁 準未使用 | 12,000円 | 〜10,500円 |
高額査定紙幣の画像
E777777W ゾロ目 |
GJ123456J 階段 |
BL000001T キリ番 |
珍番号(ゾロ目、階段、キリ番など)の中でもアルファベット1桁のものは人気が高く、未使用以上の状態ならば10万円を超える高額査定が期待できます。
また、アルファベット1桁(C809147Pなど)で状態の良い物も人気が高く、未使用以上の状態ならば額面の2倍以上での買取となる事もあります。
一方、珍番号以外のアルファベット2桁(XU787710Gなど)の価値は乏しく、準未使用など、状態がそれなりに良いものだとしても業者による買取価格は額面程度が相場です。
聖徳太子1万円紙幣まとめ
いかがだったでしょうか?日本銀行券C号10000円札(聖徳太子1万円紙幣)の詳細は上記のようになっております。戦後の比較的新しい紙幣ですが、日本で初めて発行された1万円ということもあり、人気が高くなっています。
特に初期の頃に発行されたアルファベット1桁の珍番号(ゾロ目、階段、キリ番など)は人気が高く、高価買取が期待できます。今回の記事が古紙幣の売却や換金の参考になりましたら幸いです。