「岩倉具視が描かれている古い500円紙幣があるんだけど価値はどれくらいかなぁ?」と言った疑問にお答えするため、今回は昭和44年(1969年)に発行された岩倉新500円紙幣(日本銀行券C号五百円旧札)の買取価格や査定相場について記載していきたいと思います。
この紙幣では「エラー札」「ゾロ目」「珍番号」などで価値が高くなっており、高額査定が期待できます。
岩倉新500円紙幣の詳細
画像は昭和44年11月1日(1969年)に発行された岩倉新500円紙幣(日本銀行券C号五百円旧札)です。表面には岩倉具視の肖像、裏面には雁ヶ腹摺山から望む富士山が描かれており、詳細は下記の通りです。
岩倉新500円紙幣の詳細
項目 | 詳細 |
大きさ | 72mm×159mm |
印章 | 総裁之印(表面) 発券局長(裏面) |
銘板 | 大蔵省印刷局製造 |
記番号色 | 黒色 |
透かし | 桜花の図柄と波線 |
日本のカタログ価格
記番号 | 未使用 |
アルファベット1桁 | 3,000円 |
アルファベット2桁 | 1,000円 |
記番号 | 極美品 |
アルファベット1桁 | 2,000円 |
アルファベット2桁 | 額面程度 |
記番号 | 美品 |
アルファベット1桁 | 額面程度 |
アルファベット2桁 | 額面程度 |
記番号 | 並品 |
アルファベット1桁 | 額面程度 |
アルファベット2桁 | 額面程度 |
紙幣の豆知識
紙幣用紙は強度を向上するため、強靭なマニラ麻を主体に木材パルプ、藁などを混合しており、三椏は2割程度の配合となっています。そのため、従来の紙幣用紙とは色調や感触が異なっています。また、旧来のB号500円札と比べると新たな印刷技術や偽造防止技術が施されています。
高価買取が期待できる岩倉新500円札
下記は私が調べた岩倉新500円紙幣(日本銀行券C号五百円旧札)の実勢価格(業者が販売し実際に市場で取引された値段)と買取相場(査定相場)です。
古紙幣の買取相場
古紙幣詳細 | 実勢価格 | 買取相場 |
エラー札(上下番号違い) | 182,000円 | 〜145,000円 |
ゾロ目 JH777777J 未使用 | 38,000円 | 〜27,000円 |
A-A番(AA券) 未使用 | 34,500円 | 〜24,000円 |
アルファベット1桁 未使用 | 2,000円 | 〜1,000円 |
高価買取紙幣の画像
エラー札(上下番号違い) |
ゾロ目 JH777777J 未使用 |
A-A番(AA券) 未使用 |
コレクターの間で一時話題になったのが、上記画像の岩倉新500円エラー札(上下番号違い)です。紙幣上部と下部で記号は同じですが、番号が異なるもので非常に珍しく、市場では18万円を超える値で取引されました。
その他、「ゾロ目」「A-A番」「Z-Z番」「珍番号」などは価値が高く、未使用ならば数万円での買取(査定)も期待できます。
一方、通常のアルファベット1桁(例えば記番号R653421Hなど)の価値はそれほど高くなく、未使用状態だとしても1000円程度が買取価格の上限となっています。
岩倉新500円紙幣(日本銀行券C号五百円旧札)まとめ
いかがだったでしょうか?岩倉新500円紙幣(日本銀行券C号五百円旧札)についてもネット記事だと全く価値が無い等と書かれていたりしますが、記番号によっては1万円を超える買い取りになることもあります。
また、記番号のエラー(上下番号違いなど)も発見されており、もし、お持ちの岩倉新500円紙幣がエラー札の場合、驚くような高額査定が期待できます。今回の記事が古紙幣の売却や換金の参考になりましたら幸いです。