こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は嘉永一朱銀の相場や価値について書いていきたいと思います。嘉永一朱銀については私も天保通宝丁銀と一緒に買い取ってもらった事があります。

嘉永一朱銀の価値

嘉永一朱銀

嘉永6年の1853年〜1865年まで鋳造された嘉永一朱銀です。C#12で重量は1.89gとなっており大変小さな銀貨です。表面には一朱銀、裏面には「定」の刻印と「銀座常是」と書かれています。日本では一部で安政一朱銀と区別されていますが欧米のカタログなどでは安政一朱銀区別されて評価されておらず、カタログ価格も下記のように同一とされています。

発行年号 発行枚数 VF(美品) XF(極美品)
1853年〜1865年 159244800枚 15USD(約1700円) 20USD(約2300円)

また、嘉永一朱銀には「一朱銀」の「朱」および「銀」文字の跳ねた物、「銀座常是」の「銀」、「座」および「是」文字の跳ねた物などが存在し、表9種、裏5種の字体の組み合わせにより35種類が確認され、安政一朱銀は表9種、裏7種の計63種が知られていますが、国際的にはそこまで細かく分類しコレクションする方はいなく、海外では評価の違いがありません(国内では一部評価が数十万円と高いものがあります)。

貨幣司一朱銀(明治一朱銀)との違い

一朱銀

デザインが良く似ている貨幣司一朱銀(慶應4年の1868年から1869年鋳造、カタログはC#12a)との違いとしては重量が嘉永一朱銀は1.89gなのに対し、貨幣司一朱銀が1.88g、銀の品位が嘉永一朱銀0.968なのに対し、貨幣司一朱銀は0.88となっている点に違いがあります。また、表面の「一朱銀」や裏面の「銀座常是」の筆跡が若干異なることも大きな特徴です。こちらの貨幣司一朱銀(明治一朱銀)についても表7種、裏6種の字体の組み合わせにより計36種が確認されています。

一朱銀

嘉永一朱銀の相場

嘉永一朱銀や明治一朱銀も大陸で作成された贋作(偽物)が流通しているので購入時や売却時には注意が必要です。もっとも簡易な真贋の判別方法は重量の計測で、一般的には重量が軽い場合が多いですが最近では重いものも出てきています。0.5gなどあまりにも重量がかけ離れている場合は贋作(偽物)の可能性が高いです。

取引日 古銭詳細 取引価格
2015年 嘉永一朱銀まとめて240枚 並品〜美品程度 16万円
2017年 嘉永一朱銀まとめて120枚 並品〜美品程度 10.7万円
2011年 嘉永一朱銀まとめて100枚 並品〜美品程度 9.5万円
2013年 嘉永一朱銀31種類 並品〜極美品程度 6.8万円

取引相場は上記のようになっており1点あたりの値段はカタログ価格と同等水準の500円〜2000円程度です。そのため、買取価格は1点300〜1000円程度だと考えられます。