こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は米国において1816年〜1839年に発行されたコロネットヘッドタイプの1セント銅貨の価値と相場について見て行きたいと思います。

コロネット セント銅貨の価値と相場

コロネット セント

19世紀の初期に発行されたアメリカのコロネットセント銅貨です。小額額面の貨幣と言うことで発行枚数が多く、カタログ価格は銀貨や銀貨に比べると高くはありません。ただ、状態の良いものの現存数は少なくNGCやPCGSによるグレードがMS63を超える完全未使用に近い状態のものは希少な存在となっています。

カタログ価格はMS60(未使用)で安いものだと270USD(3万円強)高いものだと62000USD(750万円程度)となっており、米国のコインらしく年号によって大きな価格差があります。

実勢価格(実際に市場で取引される値段)としては1838年のタイプ(カタログ価格:MS60 300USD)のNGC鑑定済みMS61のものが290USD(約3.5万円)で取引が行われています。他の年号の売買価格も参考にしたところ、カタログ価格に近い価格で売買が成立していますのでカタログがかなり参考になると思います。

業者による買取の場合、国内コレクターが少ないことから海外販路も持っている大手業者に依頼した方が高額査定になる傾向があります。今回の記事が古銭の買取査定価格の参考になりましたら幸いです。