こんにちは古銭の買取売却査定ナビです。今回は幕末期の地方貨幣の一つである細倉當百(細倉当百)の価値について記載していきたいと思います。

仙台藩の細倉當百の価値

細倉當百細倉當百

文久3年(1863年)に仙台藩の細倉鉱山の山内通用として発行された細倉當百(細倉当百)です。KM#30でサイズは約60mm×60mm、重量は168g〜180g程度、素材は鉛となっております。

額面は100文で江戸期の古銭としては大型、表面には「細倉當百」の銭文、裏面には「秀」の文字が鋳出されており、下記のように「秀」の左に印が押されたタイプも存在します(印のタイプは複数ありますが詳細は不明です)。

古銭

カタログ価格

カタログ価格は同時期に発行された秋田鍔銭などに比べると価値が高く下記のようになっております。そのため、状態が悪かったとしても1万円以上での買取は期待できます。

劣品 並み品 美品
40000円 55000円 75000円

実勢価格

実勢価格(市場価格)は下記のようになっています。ただ、贋作(偽物)が多く存在するため購入する場合はサイズ、重量などをよく調べてから購入した方がいいでしょう!

業者所在 古銭状態 取引価格
兵庫県 美品 40000円
東京都 極美品 40000円
米国 極美品+ 110000円

細倉當百まとめ

細倉當百は当時、鉱山内の職人の給与支払いに当てられたとされています。状態の良いものは価値が高いのですが国内での取引価格はコレクター数の減少により年々下がってきています。今回の記事が古銭の買取査定価格の参考になりましたら幸いです。